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見積ガントへGO!:親オブジェクト参照設定マニュアル

「見積ガントへGO!」では、見積オブジェクトの“親”を自由に変更できる設計になっています。たとえば、案件や商談など、自社の業務フローに合わせた親子関係を設定することで、より柔軟で実用的な運用が可能になります。
ただし、正しく機能させるためには、項目作成・アプリ設定の手順を順番通りに行う必要があります。
このマニュアルでは、「商談(Opportunity)」を親オブジェクトとする例をもとに、必要な設定項目やルックアップ条件の組み方を、画面操作ベースでわかりやすく解説しています。


1.見積オブジェクトに項目を作成(親を参照)


1-1.見積オブジェクトのオブジェクトマネージャーを開く

右上の歯車マーク→設定→オブジェクトマネージャー→右上の検索窓で「見積」と検索→ 見積(MGO__Quote__c) を選択します。


1-2.項目を新規作成

項目とリレーションから新規ボタンをクリックします。


1-3.[参照関係]を選択

参照関係を選択し、次へをクリックします。


1-4.親オブジェクトを選択

「関連先」には見積の親とするオブジェクトを選択(例では商談)し、[次へ] をクリックします。


1-5.項目ラベルとAPI名を設定

項目ラベル:項目名として画面上に表示される名称です。
API参照名:半角英数字で入力します。
子リレーション名:半角英数字で入力します。
入力が完了したら次へをクリックします。


1-6.項目レベルセキュリティ設定

見積機能を使う予定の対象ユーザーのプロファイルには、[参照可能]にチェックを入れて、次へをクリックします。

🔍 補足:項目レベルセキュリティとは?

Salesforceでは、「誰がどの項目を見られるか」をプロファイル単位で制御できます。たとえば、「営業部門には見せたいけど経理部門には不要」いった細かな設定が可能です。基本的には、見積ガントへGO!を使用する全ユーザーに「参照可能」を付ければ問題ありません。


1-7.ページレイアウトの設定

必要に応じて、任意のページレイアウトに追加するか、非表示に設定します。


1-8.親オブジェクトの関連リストの追加

必要に応じて、親オブジェクト側に見積の関連リストを追加します。


2.親オブジェクトに項目を4つ作成

親となるオブジェクトに下記4つの参照関係項目項目を作成します。

手順項目参照オブジェクト
2-1検索前の見積項目見積(MGO__Quote__c)
2-2検索後の見積項目見積(MGO__Quote__c)
2-3取引先取引先(Account)
2-4取引先責任者取引先責任者(Contact)

2-1-1.親オブジェクトに検索前の見積項目を作成

上記1-2~1-3を参考に、見積の親オブジェクトとして設定したいオブジェクト(画像内の例では商談)のオブジェクトマネージャーで項目とリレーションから新規ボタンを押し、参照関係を選択肢、次へをクリックします。関連先に見積オブジェクトを選択して、次へをクリックします。


2-1-2.項目ラベルとAPI名を設定

項目ラベル:項目名として表示されます
API参照名:半角英数字で入力します。
子リレーション名:半角英数字で設定します
入力が完了したら次へをクリックします。


2-1-3.親オブジェクトに検索前の見積項目作成の完了

その後は、1-5〜1-7と同様に設定して項目作成を完了します。


2-2-1.親オブジェクトに検索後の見積項目を作成

上記、2-1-2までと同じ要領で設定を進め、下部のルックアップ検索条件を設定するため、▶条件設定を表示をクリックします。


2-2-2.ルックアップ検索条件を設定

左側の虫眼鏡ボタンを押します。

親オブジェクトを選択して、[オブジェクト名ID](画像内の例では商談ID、もし”プロジェクト”という貴社のカスタムオブジェクトを親オブジェクトにしている場合は”カスタムオブジェクトID”となります)を選択して、[挿入] ボタンを押します。

演算子は次の文字列と一致する、値/項目は項目に変更し、右の虫眼鏡マークを押します。

見積オブジェクトを選択して、その中の親オブジェクトの参照を選択して、[オブジェクト名ID]を挿入します。

[次へ] をクリックします。


2-2-3.親オブジェクトに検索後の見積項目作成の完了

その後は、1-5から1-7と同様に設定して項目作成を完了します。


2-3.親オブジェクトに取引先項目を作成

上記1-2~1-3を参考に、見積の親オブジェクトとして設定したいオブジェクト(画像内の例では商談)のオブジェクトマネージャーで項目とリレーションから新規ボタンを押し、参照関係を選択し、次へをクリックします。関連先には取引先を選択し、[次へ] をクリックします。その後は1-5から1-7と同様に設定して項目作成を完了します。


2-4.親オブジェクトに取引先責任者項目を作成

上記1-2~1-3を参考に、見積の親オブジェクトとして設定したいオブジェクト(画像内の例では商談)のオブジェクトマネージャーで項目とリレーションから新規ボタンを押し、参照関係を選択し、次へをクリックします。関連先には取引先責任者を選択し、[次へ] をクリックします。その後は1-5から1-7と同様に設定して項目作成を完了します。


3.アプリ設定の[参照設定]を設定する

「見積ガントへGO!」アプリのタブ内から [参照設定] をクリックします。

設定項目を上記画像のように選択します。

すべて選択が完了したら、[保存] をクリックします。

これで設定はすべて完了です!

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