「現場へGO!」OEM

工事経歴書[様式2]作成用レポートの作成

建設業許可を持つ事業者に対して、監督行政より毎年の提出が義務付けられている工事経歴書の作成をサポートする機能を実装しました。「現場へGO!」の案件作成時に工事経歴書セクションの必要事項を入力していただくだけで、決算提出後、前会計年度の工事経歴書の元レポートがワンクリックで作成でき、Excel(CSV)形式でダウンロードしていただけます。
実際の提出書類の作成には、お名前が特定できないように「A邸」とか「Bビルディング」に変更したり、現場の住所を特定できないように市区町村名を短縮表記としたり、もうひと手間かけていただく事は必要ですが、数多くある工事案件を工種別・金額順・必要配置にすべて集約するだけでも事務負担は大きく低減することが可能です。
詳細なマニュアルをご用意しましたので是非今回のレポートを活用してみてください。

工事経歴書の書式は国土交通省の定める様式2に準拠しておりますが、監督行政官庁により書式に差異が生じる場合や、突発的な書式の改変が発生する場合があります。ご使用の際には監督官庁の指導や行政書士のアドバイスに従ってご提出くださいませ。


1.各案件での入力方法【案件毎に必要な日常の作業】

① 上部のタブ一覧から[案件]を選びクリック
② 目当ての[案件]を選んでクリック
※ 日々の作業として案件に情報を登録する中で入力を完了していただくことで、年一回の工事経歴書の元データの作成の大幅な省力化が可能となります。


2.案件の詳細タブをクリックし下へスクロール

① 案件内の[詳細]タブをクリック

② 下までスクロール(新設セクションは詳細の一番下にあります)


3.工事経歴書作成用の工事経歴書セクション

案件の工事経歴書関連の入力セクションです。作成から工事完了までの間にに①から⑨まで入力完了して下さい。

工事経歴書様式2の書式です。案件に入力した内容がレポートに反映されます。


① 注文者        案件に紐づいている取引先が反映されます。

② 建設工事の種類    リストから工種を選んで下さい。レポートでは工種毎に自動分類します

③ 元請または下請けの別 選択リストから該当工事の元請・下請の別を選んで下さい。

④ JVの別        JVとして参加した場合のみJVを選択。単独の場合は空白でOKです。

⑤ 公共か民間      選択リストより選んで下さい。(様式3に反映されます)

⑥ PC/法面処理/鋼橋上部 土木一式工事で該当する場合に使用。うち金額を入力してください。

⑦ 配置技術者氏名    担当技術者を選択リストから選んで下さい

⑧⑨ 技術者の別     ⑦の技術者の別を選択。(主任or管理・請負金額により変動) 

※自動入力        工事名・現場住所・請負金額・着工日・完工日は自動入力されます。


4.レポートの表示【工事経歴書元レポートアウトプット:年一回】

① タブの中からレポートをクリック

すべてのフォルダをクリック


ゲンバゴフォルダをクリック


①の工事経歴書をクリック(②は様式3です。①と同じくダウンロードしてご活用ください)


5.工事経歴書【様式第2号 作成用レポート】が表示されます

①  工事経歴書【様式第2号 作成用レポート】が表示されます。
②③ 工種ごとに集計されています。(工事経歴書の提出は許可を受けた工種毎に必要となります。


工事経歴書の提出では金額順に並べることが要求されます。合計契約金額の欄をクリックし金額の大きな方から少ない方へ順に並び替えて下さい。↓

【注意点】 上記のレポートには前会計年度のすべての工事が表示されます。


6.Excel形式でエクスポートする。

① 画面右上の▼をクリックして
② エクスポートを選択


① Excel形式となっているのを確認して
② エクスポートをクリックしてダウンロード開始


7.Excelファイルを開いて必要な加工を行う

画像はダウンロードされたExcelデータです。
行政に提出する工事経歴書ではいくつかのデータを変更する必要があります。こちらでは現行の運用でよく指摘される主な変更箇所を記載しますが、受付する自治体によって要件が異なりますので詳細は提出先の行政担当官や顧問行政書士にご確認ください。

① 注文者の名称 こちらはプライバシー保護の観点等から特定できない名称への変更が必要です。〇〇邸をA邸や△△ビルをBビルなどのように変更してください。

② 案件名(工事名) ①に同じ

③ 工事場所 受付する行政により市単位まで(例えば京都市までで良い)区単位まで(京都市北区まで必要)など細かに規定がされています。ご確認をお願いします。

④ 請負金額 現場へGOの案件から金額を抽出していますが、提出書式の工事経歴書の記載は千円単位(端数切捨て)が一般的です。こちらもご確認の上ご提出くださいませ。

※その他の注意点 基本的に工種内の請負金額の70%を金額の大きい方から順に並べ、それ以降の工事はその他何件という表記でまとめる事が求められます。詳細は提出先の行政担当官や顧問行政書士にご確認ください。


8.工事経歴書に貼り付けるデータをコピー

※注意 画像では加工前のデータを使用していますが、実際には7の加工後のデータが必要となります。
加工が完了したら、いよいよ各工種のデータを工事経歴書へ貼り付けます。

①② 許可を受けている業種ごとに工事経歴書を作成します。画像の場合は管工事建築一式工事の二つの業種で許可を受けておられる。という事を示していますので、それぞれ別々に合計2枚の工事経歴書様式2を作成提出しなければなりません。

 注文者の欄から右端の完工日の欄迄、合計12列のデータのみをコピーして、提出する工事経歴書に貼り付けて下さい。貼り付けの形式はデータのみです。

 複数の許可をお持ちの場合は許可の数だけ①の動作を繰り返して下さい。

以上で工事経歴書が完成です。


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