みなさまこんにちは!
お聞き及びの方もいらっしゃるかと思いますが
IT導入補助金2021がいよいよ始まりました。
本日は補助金申請に向けたワンポイントを解説したいと思います。
2017年に始まったIT導入補助金も今年で5年目となりました。
開始当初は、「わかりにくい」とか「使いにくい」など
様々な批判があったように思いますが、
さすがに5年目ともなると洗練されてきて、
たいへん使いやすいなじみのある補助金へと進化しているようです。
私たちも2018年から活用しておりますが、
経産省主催のプラスITフェア2018という展示会にも出展させていただき、
全国津々浦々へ伺い、熱くセミナーで語らせて頂いたのがたいへん懐かしい思い出です。
プラスITフェア、オンラインでも良いから開催すれば良いのに・・・ですね。
さて、本題です。
今は(3月末現在)支援事業者やITツールの登録期間で、
実際の補助金申請の受付は4月7日に開始されます。
言葉が大変わかりにくいのが補助金の常なのですが、
少し呼称について整理してみましょう。
①補助事業者・・・・・実際に補助金申請を提出する中小企業・小規模事業者
②支援事業者・・・・・ITベンダーやサービス提供事業者で補助事業者のパートナー
③ITツール・・・・・審査に合格した、ソフトウェア・オプション・役務
④GビズID・・・・・行政サービス用のID、申込から3週間程度必要
大枠の流れについて、上の呼称をあてはめてまとめてみましょう。
1:補助事業者が課題解決の為に必要なITツールを選定し補助金申請を決断する
2:ITツールを取扱う支援事業者とよく相談する
3:申請の前に、GビズIDを取得(約3週間必要)
4:補助事業者と支援事業者が共にインターネット上で申請入力
5:採択合否のメール連絡
ご覧いただいた通り、すべてインターネット上での申請となります。
対面でのやり取りもなく、書類を郵送することもありませんので安心です。
経験が無い方には敬遠されがちなのですが、とても簡単に申請でき
支援事業者に聞くこともできますので、気楽に考えて
チャレンジしていただけると良いかなと思います。
今回の補助金ですが、大きく分けると
・通常枠(A・B類型) 補助率 1/2
・低感染リスク型ビジネス枠(特別枠:C・D類型) 補助率 2/3
の二つにわかれます。
ここで一点注意が必要なのは
通常枠と低感染リスク型は予算の原資が違い
したがって申請方法も少し違いがあるという事。
補助率の違いもあって人気は低感染型に集まると思います。
弊社でも低感染リスク型ビジネス枠を中心に考えております。
ご興味をお持ちの方は是非早めのご相談をご検討ください。
「採択率をあげるには?」
苦労をして申請しても採択され無ければ元も子もありません。
もちろん事業計画など申請内容がなにより重視されるのはまちがいないことなのですが、それ以外のちょっとしたコツをお伝えします。
1次の申請は4月7日(水)から受付が開始されます。
締切は5月14日(金)17:00、交付決定は6月15日です。
採択の確立をあげるには「早めの申請が有利」と言われています。
採択率の正式な発表はないのですが、
昨年の9次申請までの採択率を見ると前半が圧倒的に採択率が高いそうです。
一説による初回の採択率は50%を上回ったとか(最終全体で40%程度)。
やはり最初の申請というのは準備などで申請数が少ないことに加えて
それなりの数を採択しようという、審査側の意図が働くのかもしれません。
申請をご検討中の皆様には、第1次の申請をお勧めします。
もうひとつの理由として
IT導入補助金では、珍しく申請の再チャレンジが認められています。
1次で不採択になっても、2次、3次と何回でも申請できるのが大きな特徴です。
そのたびに申請内容や事業計画書をブラッシュアップするのですから
確率が自然と高まりやがて採択に至る。というのも当然の流れなのかもしれません。
やはり、何度もチャレンジすることを想定して早めの申請が肝心です。
現在検討中という方も沢山いらっしゃると思いますが、
検討中の方であっても、一点是非お願いしておきたいのがGビズIDの取得です。
こちらは行政サービスへ申請する際の企業IDの事で、今回の補助金申請に必須の手続きとなります。前段階と言っても良いかもしれません。また今回だけでなく、各種補助金の申請、社会保険手続きや省エネ法の定期報告など、各種申請に活用していただく事が可能な、共通基盤的なサービスになります。
ただ、こちらを取得していただくのに約3週間程度の時間がかかりますので、IT補助金をご検討の方は今のうちに取得していただく事をお勧めします。
昨年の最終、9次申請ギリギリのタイミングで意向をいただいたお客様が、Gビズの取得が間に合わなかったせいで、泣く泣く断念された。という事もありました。
また、昨年に続き今年度もレンタルという形で様々な機器にも活用できる補助金となっています。資産と見なされる機器類に補助金が使える。という事は大変珍しい事なのですが、事業期間はレンタル契約を締結して機器を使用し、事業期間終了後に補助事業者が支援事業者から機器を有償で買い取るという形で認められています。
そんな内容からも、この補助金事業への政府の力の入れようが伺えますね。
たしかに、
ソフトウェアや、導入設定や、導入研修や年間のサポートや、PCやスマホまでも・・・。
全費用の 2/3 が補助金の対象になるとは・・・ほんとうにすごくて有難いことですね。
ご興味をお持ちの皆様がいらっしゃいましたら、お気軽にお問合せ下さいませ!
本日は以上となります。それでは皆様「明日もご安全に!」